「ツナマヨが食べたい」

先日、夫がツナ缶を2つ買ってきました。

家にもまだツナ缶はあるのですが、ブラジルではツナ缶が意外と高く、1缶230円くらいします。

「マヨネーズと混ぜればいいかなと思って……」

どうやら夫は、ツナマヨが食べたかったようです。

でも、夫の場合、油や砂糖を多く摂るとダンピング症状が強くなるため、普通のマヨネーズはできるだけ控えています。

そこで、以前日本で作ったことのある「油抜きマヨネーズ」を、ブラジルでも作ってみることにしました。

昆布だしの代わりに、ファロッファでだしを取る

日本で油抜きマヨネーズのレシピを調べたとき、卵黄を生のまま使う方法と、少し加熱して作る方法がありました。

私は、少し加熱して作るタイプのレシピを参考にして、昆布だしを使った油抜きマヨネーズを作ったことがあります。

これが、意外と美味しい!

ところが、ブラジルで昆布だしを用意するのはなかなか大変です。

そこで思いついたのが、ブラジルではおなじみのファロッファでした。

ファロッファを少量の水に浸して、その水を濾すと、ほんのりファロッファの風味が出ます。

「これを昆布だしの代わりに使ってみよう!」

ということで、今回はファロッファのだしで作ってみました。

※ここで注意です。
生のキャッサバの汁には毒性があります。
今回使用するのは、スーパーなどで販売されている、すでに毒抜き・加工されたファロッファです。生のキャッサバを使って同じことをしないようにしてください。

みりんの代わりは、砂糖+カシャーサ

日本のレシピでは、みりんを使っていました。

でも、ブラジルではみりんが手に入りにくいので、今回は砂糖とカシャーサで代用しました。

カシャーサは、なくても大丈夫だと思います。

ただ、入れる場合と入れない場合を比べてみると、少量入れたほうが、味噌のような「コク」や「深み」が少し加わる感じがしました。

これもブラジルならではのアレンジです。

ツナマヨにすると、さらに美味しい!

できあがった油抜きマヨネーズをツナと混ぜてみると、ちゃんとツナマヨになりました!

さらに、玉ねぎのみじん切りを加えると、より美味しくなります。

普通のマヨネーズと比べると、もちろん少し違います。

でも、「マヨネーズを使った料理が食べたい」というときには十分楽しめる味です。

ポテトサラダにも使えます。

保存料などは入っていないので、作ったら冷蔵庫で保存し、数日で食べきるのがおすすめです。

余った卵白とファロッファで、もう一品!

今回、マヨネーズを作ると卵白が余ります。

そして、ファロッファを濾した後には、ファロッファの「残りかす」も残ります。

そこで、

「これも捨てずに何か作れないかな?」

と考えました。

卵白とファロッファの残りかすに、魚やエビの風味を加え、野菜などを混ぜて電子レンジで加熱してみたところ……

海鮮味のケーキのようなおやつができました。

今回は、日本から持ってきたかつおだしの粉を使いましたが、エビの粉などを使っても美味しいと思います。

ファロッファも卵も無駄なく使えるので、ちょっと得した気分です。

油を減らしたら、夫の体にも変化が

私がブラジルに到着して、2か月ほど経ちました。

この2か月間、夫は食事自体はできていたものの、ダンピング症状が強く、さらに排便時の悪臭も気になっていました。

本人も「腸の調子があまり良くない」と感じていたようです。

ブラジルのソウルフードともいえる**フェイジョン(feijão)**も、以前は食べられませんでした。

そこで、フェイジョンを作るときも、

  • 野菜を油で炒めない
  • ベーコンなどから出る油もできるだけ減らす
  • できるだけ油の少ない状態にする

という工夫をしてみました。

すると、フェイジョンも食べられるようになりました。

夫はポテトサラダも大好きなのですが、普通のマヨネーズを使うと油のせいで具合が悪くなるため、しばらく控えていました。

ところが、今回作った油抜きマヨネーズなら、食べてもダンピング症状が起こらないことが分かりました。

そこで、少しずつ食事の中の油、特に植物油を減らしていきました。

すると……

なんと、気になっていた便の悪臭がなくなりました。

夫自身も、とても喜んでいます。

もちろん、これが油だけによる変化なのか、ほかの食事の変化も関係しているのかは分かりません。

でも、実際に食事を変えてみて、体の変化を感じられたことは、私たちにとって大きな発見でした。

「食べられない」から「工夫すれば食べられる」へ

今回の油抜きマヨネーズ作りを通して感じたのは、

「食べられないものを我慢して諦める」のではなく、「どうすれば食べられるか」を考えてみることも大切なんだな

ということです。

ツナマヨも、ポテトサラダも、フェイジョンも。

普通の作り方では夫の体に合わなくても、油を減らして作り方を工夫すると、食べられるようになりました。

そして、ブラジルで手に入りやすいファロッファを使えば、日本の昆布だしの代わりにもできます。

日本にいるときとは違い、手に入る食材も違います。

でも、だからこそ、

「ないなら、こちらにあるもので代わりになるものを探してみよう」

と考えるのも、海外生活の面白さの一つですね。

油抜きマヨネーズのレシピ

【材料】マヨネーズ(ティーカップ1杯分)

  • ファロッファ 大さじ2
  • 水 80ml
  • 卵黄 1個
  • 砂糖 小さじ1
  • 塩 小さじ1
  • マスタード 小さじ1
  • カシャーサ 小さじ1
  • 酢 大さじ2
  • コーンスターチ 小さじ1

【作り方】

① ファロッファからだしを取る

ファロッファ大さじ2を深皿に入れ、水80mlを加えて1分ほど置きます。

② 濾す

①を濾し器で濾します。

濾した水は耐熱容器に入れ、残ったファロッファのかすも別の容器に取っておきます。

③ 材料を混ぜる

ファロッファのだしに、卵黄、砂糖、塩、マスタード、カシャーサ、酢、コーンスターチを加えて、よく混ぜます。

④ 電子レンジで加熱する

電子レンジで1分加熱し、取り出してよく混ぜます。

まだ緩い場合は、さらに1分加熱して、もう一度よく混ぜます。

これで油を使わないマヨネーズのできあがりです。

ファロッファの残りかすで「海鮮味ケーキ」

【材料】1人分

  • ファロッファの残りかす 大さじ2
  • 卵白 1個分
  • かつおの粉(またはエビの粉) 小さじ1
  • 牛乳 大さじ1
  • 塩・胡椒 少々
  • コンソメ 1/4個(約小さじ1/2)
  • しょうゆ 2滴
  • 酢 大さじ1
  • コエントロ(パクチー)、長ネギ 少々

【作り方】

① 材料を混ぜる

マヨネーズ作りで残ったファロッファのかすと卵白を混ぜます。

② 具材を加える

かつおの粉(またはエビの粉)、牛乳、塩・胡椒、砕いたコンソメ、しょうゆ、酢、コエントロ、長ネギを加えて、よく混ぜます。

コンソメの塊が残らないように、しっかり混ぜます。

③ 電子レンジで加熱する

電子レンジで約4分加熱します。

ふんわり固まったら完成です。


ブラジルで手に入る食材を使って、日本で覚えたレシピを少しずつアレンジ。

こうして「ブラジル版・油抜きマヨネーズ」が完成しました。

次は、このマヨネーズでポテトサラダを作ってみようと思います。