ブラジルに来て1か月ほど経ちました。

本来なら新居へ引っ越している予定でしたが、まだ準備が整わず、夫の実家も部屋数が足りないため、現在は宿を借りて仮住まいをしています。

入居して1日目と2日目は、夫が用意してくれたビーチサンダルを室内で履いていました。ところが夕方になると、足のすね(前脛骨筋)が張って痛くなります。

そこで3日目から裸足で過ごしてみると、不思議なくらい前脛骨筋の張りはなくなり、とても快適に過ごせました。

「室内で履くものを変えただけで、こんなに違うの?」

そう思って調べたり、自分の足を観察したりしているうちに、ビーチサンダルが前脛骨筋を疲れさせる理由にも気付きました。

今回は、ブラジルの室内履き事情と、足が疲れにくくなるちょっとした工夫についてご紹介します。

マナウスではスリッパをあまり使わない

ドアは防犯用鉄格子、木製のドアが一般的

気候の影響もあるのでしょうか。マナウスでは、日本のようなスリッパを室内で使う家庭はあまり見かけません。

生活スタイルは実にさまざまで、

  • 欧米のように土足で過ごす
  • 日本のように靴を脱ぐ
  • 室内ではビーチサンダルを履く

この3つが混在しています。

ビーチサンダルは価格が安く、水洗いしやすいことも普及している理由かもしれません。また、小さな子どもは裸足で過ごし、床に直接座って遊ぶ姿もよく見かけます。

さらに面白いのは、一つの家庭の中でも場面によって使い分けていることです。

普段は裸足やビーチサンダルで過ごしていても、例えば台所まで20Lの水タンク(ベベドーロ)を運ぶときは、そのまま靴を履いたまま家の中へ入ることも珍しくありません。

「土足の家」「靴を脱ぐ家」ときっちり分かれているのではなく、状況に応じて使い分けている印象です。

タイルの溝に汚れがたまる

最初に驚いたのは、床を掃除しても足の裏がすぐ黒くなることでした。

掃き掃除をして雑巾で拭いても、歩くとまた黒くなってしまいます。

原因はタイルの目地に入り込んだ汚れでした。

ブラシに洗剤を付けて目地をしっかりこすり、最後に雑巾で拭き取ると、足の裏が黒くなることはほとんどなくなりました。

一度しっかり掃除してしまえば、その後は普段どおりの掃き掃除と拭き掃除だけで十分きれいな状態を保てます。

ただし、裸足で過ごすと足の裏が乾燥しやすい点は少し気になります。

よそのお宅ではどうする?

誕生日会などで他のお宅へ伺うと、少し戸惑うことがあります。

家主さんは靴を脱いでいるのに、親戚や友人は靴を履いたまま家へ入っていることがあるのです。床には砂や小さな砂利が入っていることも珍しくありません。

そんな時、私は黒い靴下を履いて行くようにしています。

服装との組み合わせを考える必要はありますが、足が真っ黒になる心配はありません。

もちろん、「そのまま靴で入っていいよ」と言ってくださるご家庭もあります。

裸足でもビーチサンダルでも起こりやすいこと

裸足でもビーチサンダルでも共通して感じるのが、夕方になると足がむくみやすいことです。

そんな時は、

  • ソファやベッドで足を少し高くする
  • 足首を動かす
  • かかとの上げ下げ運動(カーフレイズ)をする

といった簡単な運動でかなり楽になります。

私は歯磨きや食器拭きをしながら、かかとの上げ下げ運動をしています。

訪問リハビリで高齢者の方へお勧めしていた運動を、今では自分が毎日続けています(笑)。

簡単ですが、とても効果があります。

ビーチサンダルはなぜ足が疲れるの?

私が前脛骨筋の張りを感じた理由は、おそらくここにあります。

ビーチサンダルは歩くたびに、かかとがサンダルから浮きやすくなります。

すると脱げないように、無意識のうちに足の指へ力が入り続けます。その結果、前脛骨筋をはじめ、足の指の筋肉まで緊張しやすくなるのです。

外出ならスニーカーや、足首を固定できるサンダルの方が疲れにくいと言われています。

とはいえ、家の中ではそこまでしっかりした靴を履くのは現実的ではありません。

そこで私がお勧めしたいのは、鼻緒の部分が細いものよりも、幅が広く足の甲を支えるタイプのビーチサンダルです。

実際に細いタイプと太いタイプを比べてみると、太いタイプの方がかかとが浮きにくく、足の指に余計な力が入りにくいと感じました。(写真)

そして私自身は比べた結果、裸足が一番楽でした。

裸足なら、パソコン作業中でも自然に足首や足の指を動かすことができます。

もし、

  • すねの前側が疲れやすい
  • 足の指がいつも曲がって力が入っている
  • ビーチサンダルを履くと足が疲れやすい

という方は、「どんな靴を履くか」だけでなく、「家の中で何を履いて過ごしているか」も一度見直してみてください。

意外なところに、足の疲れを減らすヒントが隠れているかもしれません。